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火星を舞台にした荷物運搬系シム「Mars First Logistics」,アーリーアクセス版をSteamでリリース
「Mars First Logistics」公式サイト
「Mars First Logistics」は,火星を舞台にした物理系のシミュレーションゲームで,プレイヤーは荷物を運搬するためのローバーを制作し,火星の険しい地形を踏破して,物資を基地のあちこちに届ける。ちゃんと届けられれば報酬が手に入り,新たなパーツや設計図をアンロックできる。こうしたミッションを繰り返すことで,火星植民地は大きくなっていく。
ローバーの制作は直感的に使えるエディタによって行い,サーボモーターや油圧シリンダー,ロケットエンジンなど,デフォルトで50種類以上のパーツが用意されているとのこと。物理効果が計算されているため,適当に作ると運ぶべき貨物が運べないようなローバーができてしまう。貨物は重いものや弾むもの,浮き上がろうとするもの,やたら大きいものなどさまざまで,それぞれに対応して創意工夫を凝らすことが必要なのだ。また,地球に比べて火星の重力が低いことを忘れると,貨物は積めてもちゃんと走れない,などということも起きるだろう。
とはいえ,サンドボックス型のゲームなので,何も気にせずブッ飛んだローバーの制作に力を入れてもゲームオーバーにはならないはずだ。
火星表面はオープンワールドとして作られており,赤い大地の広がるミニマムなグラフィックスも魅力的だ。ソロプレイのほか,オンラインの協力プレイにも対応しているという。
ゲームを開発したShape Shopは,ゲーム開発者であるIan MacLarty氏の個人スタジオで,MacLarty氏は「Boson X」や「Dissembler」「JUMPGRID」など,高評価タイトルの制作で知られている。「Mars First Logistics」の制作にあたっては,3Dアーティストとして「Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜」や「Dead Static Drive」の制作に携わったKalonica Quigley氏を,また作曲には,「Frog Detective」シリーズなどのDan Golding氏を起用したという。
Shape Shopの計画によれば,アーリーアクセス期間は約1年で,その間,プレイヤーのフィードバックを参考にしながら,マップやアクティビティ,ゲームメカニズムなどのアップデートを続けていく予定だ。
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Mars First Logistics
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