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  • 発売日:2021/06/01
  • 価格:ゲーム本編&DLCパック:3300円(税込)
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「VFes」初のオフライン1Dayトーナメントを制したのは塩辛選手。「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」現地レポート
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印刷2024/02/13 17:00

イベント

「VFes」初のオフライン1Dayトーナメントを制したのは塩辛選手。「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」現地レポート

 2024年2月10日,東京・セガ本社ビルのLIGHTHOUSEにて,オフライントーナメント大会「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」が開催された。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「VFes」初のオフライン1Dayトーナメントを制したのは塩辛選手。「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」現地レポート

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 この催しは「Virtua Fighter esports」PS4 / ARCADE。以下,「VFes」)の公式大会としては初となる,プロ・アマを問わず参加可能なオフライントーナメント大会。会場となったセガ本社ビルのLIGHTHOUSEには145名の腕自慢が集結し,A〜Dブロックに分かれて,決勝トーナメント進出者を決める予選が行われた。
 予選を勝ち抜いた8名の進出者と使用キャラクターは以下のとおりだ。

  • 亜希選手/ Lion Rafale(リオン・ラファール)
  • レオラオ選手/ Goh Hinogami(日守 剛)
  • VIPism『稲庭飯』選手/ El Blaze (エル・ブレイズ)
  • でんせつえすぴ〜選手/ Jean Kujo(ジャン 紅條)
  • ぽろり選手/ Taka-Arashi(鷹嵐)
  • ChinJ選手/ Jacky Bryant(ジャッキー・ブライアント)
  • 塩辛選手/ Akira Yuki(結城 晶)
  • カシン選手/ Taka-Arashi(鷹嵐)

決勝トーナメントに進出した8名
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準決勝までは3試合先取,決勝は5試合先取のシングルエリミネーション制
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会場には「VFes」だけでなく,「Virtua Fighter 3tb Online」のアーケード筐体も設置。同作のゲームシステムやキャラクター攻略を行う生配信(※リンク)を実施していた
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 決勝トーナメントの初戦を制し,準決勝に勝ち上がったベスト4はぽろり選手,ChinJ選手,塩辛選手,でんせつえすぴ〜選手だ。
 準決勝第1試合,プロライセンス保持者・レオラオ選手を倒したChinJ選手が勢いに乗ると思いきや,ぽろり選手が鷹嵐の持つダメージの高い投げとコンボ始動技をことごとく通し,第1セットの3ラウンドから第3セットの2ラウンドまで8連取。マッチポイントとなった直後こそ逆襲に遭ったものの,ChinJ選手が鷹嵐用のコンボを決めたあとの間合いを詰めると(ジャッキーの鷹嵐用コンボは直後の状況がジャッキー不利),投げを決めてKO。3-0のストレート勝利を果たした。

序盤は最もダメージの高い投げ,合掌捻り中心の攻めを見せ,中盤以降は打撃からのコンボと投げ抜けの入力方向を絞らせない戦い方により,ぽろり選手がゲームを作った
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 準決勝第2試合,第1セットを塩辛選手,第2セットをでんせつえすぴ〜選手が取り合う拮抗した展開となった。だが第3セットに入ると,塩辛選手の打撃のカウンターヒット率,ガード崩し技の成功率が上昇。優位に戦いを進めると,第4セットにはステージの壁を活かした大ダメージコンボなども決まり,3-1でぽろり選手の待つ決勝戦に駒を進めた。

カウンターヒットからの追撃,壁やられを絡めたコンボなどをミスなく決め,塩辛選手が的確に致命傷を与えていた
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決勝に進出したぽろり選手(左),塩辛選手(右)
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 ぽろり選手の鷹嵐,塩辛選手のアキラによる決勝戦は,投げとコンボ始動技を小気味よくヒットさせていくぽろり選手が先制。対する塩辛選手はアキラの浮かせ技の中でもリスクリターンの高い揚炮からのコンボに加え,確定反撃や捌き技からの追撃などで対抗すると,第2セットと第3セットを取り返す。
 リードを奪われたぽろり選手だが,第4セットに入ると投げを抜けられることが多くなるものの,リターンの大きい打撃がヒットする頻度が上昇。とくに雲破り〜天破りの命中率とヒット後のコンボが冴え,第4セットと第5セットを制して逆転に成功する。
 しかし第6セットでは,打撃主体のぽろり選手の動きに塩辛選手が対応し始める。発生の早い中段技の裡門頂肘,鷹嵐の張り手をくぐるようなモーションの馬歩衝靠,避けからの揚炮などで火力を叩き出して接戦をモノにすると,続く第7セットは相手の狙いを読み切ったかのような動きを見せてストレート勝利。その勢いのまま,トータルスコア5-3で塩辛選手が勝ち切り,1日がかりのオフライントーナメント「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」の頂点に輝いた。

重量級の鷹嵐相手でも,塩辛選手のアキラは押し負けない攻めを見せ続けた
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優勝の塩辛選手(右),「VFes」チーフプロデューサー青木盛治氏(左)
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大会終了後,アーケードスティックやアクションフィギュアといった豪華賞品が当たるじゃんけん大会が行われた
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 今大会の模様は,YouTubeのVF official channelにてアーカイブを視聴可能(※リンク)。試合のディテールや会場の雰囲気を知りたい人は,ぜひご覧いただきたい。

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優勝・塩辛選手の囲みインタビュー


――まずは,おめでとうございます。今日は長丁場の大会となりましたが,1日を振り返っていただけますか。

塩辛選手:
 今日はトータル7〜8試合は戦ったはずなんですが,当たった相手が強豪プレイヤーばっかりだったんですよ。その中で優勝できたのは本当にうれしいです。

――最も印象に残っている試合は?

塩辛選手:
 VIP(ism『稲庭飯』)選手との試合ですね。予選の早い段階で1回負けてるんですけど,決勝トーナメント1回戦でリベンジできたのは大きかったですね。最後はドット勝負になるぐらいの接戦でしたし,勝てたことで準決勝以降はわりとリラックスして戦えました。自分は大会に出始めたのも最近ですが,結果も出ていなかったので,今日はとにかくリラックスすることを心がけていました。
 同じブロックにいたヨゴ選手は、大会前から脅威に感じていました。強いカゲ使いの知り合いとスパーリングをやりまくって,そのおかげで勝てた気がします。ヨゴ選手の防御力の高さを信じて立ち回りを組み立てたのが,かなり噛み合いました。

――予選で1回負けている相手と,決勝トーナメントの1回戦で戦うことはイヤではなかったですか。

塩辛選手:
 残っているのが全員強い選手だったので,特別に誰と戦うのがイヤというのはなかったです。相手が誰でも1本1本,大事に戦おうと思っていました。でも今日のブロックには,特別苦手な選手はいなかったんですよね。とんちゃん選手も不在でしたし,チャンスはあるんじゃないかなと。割り切って戦えたところもありました。

――先ほど大会の経験が少ないと言われていましたが,バーチャ歴は?

塩辛選手:
 「バーチャファイター5 ファイナルショーダウン」の最初のバージョンが稼働した頃に始めたので14年でしょうか。プレイ自体はゲームセンターで続けていたけど,大会には出ていなかった感じです。でも(稼働の)後半はけっこういい感じに動かせるようになった実感は持っていました。

――対戦にあたって重視しているポイントや,ほかの選手よりやっていると思う練習方法はありますか。

塩辛選手:
 トレーニングモードでの反復練習をしつつ,それ以上にランクマッチなり対人戦をやって,そこで見つかった課題をひとつひとつクリアしていくようにしています。
 対戦では身近にいる人と連戦して,「わからす」ことは重視してるかもしれないですね。ゲーセンでプレイしていた頃は地元の強い人を1人ずつ倒していって,自分も強くなっていくというプレイスタイルでした。「ファイナルショーダウン」をプレイしていた頃から毎日5〜6時間は対戦していたと思うんですけど,「VFes」では時間を選ばずにプレイできるようになったのが(大会を優勝できるような)やりこみにつながったように思います。

――最後に今大会の感想をお願いします。

塩辛選手:
 本当に……これがeスポーツだなと。会場の雰囲気だったり,セガの人や裏方として動いてくれている人たちだったり,みんなが真剣に取り組んでいるのが直接感じられて,ゲームっていいなって思いました。最高でした。

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