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20年以上も個人開発が続けられていたRPG「Grimoire: Heralds of the Winged Exemplar」がついに発売
オーストラリア在住のクリーブランド・マーク・ブレイクモア(Cleveland Mark Blakemore)氏が1990年代からコツコツと続けてきたプロジェクトを,テスターを務めてきた息子のクーパー・ブレイクモア(Cooper Blakemore)氏が商業化したという本作。「Wizardry」や「Might & Magic」など,クラシカルなRPGでお馴染みのスタイルを継承しており,まるでMS-DOS時代のRPGをそのままタイムカプセルに封じていたような作風が,逆に新鮮に感じられる作品だ。
ストーリーは,平和な時代が長続きするよう,デミゴッドによって巻き戻されていた世界の時計がリセットされる時が刻々と近付く中,もう一度巻き戻しを行うために必要な9つのタブレットを求めて旅に出るというもの。クリアまでは600時間以上かかり,244以上のマップで構成された世界や,1000種以上のアイテム,240種を超えるモンスター,144種類の魔法など,コンテンツ量も膨大だ。
今のところ,起動時点からバグが報告されているなど,まだまだ修正箇所は多そうな印象だが,8bitのサウンドやMIDI音楽,そして古めかしいユーザーインタフェースなど,まるで四半世紀前のゲームをプレイしているようなゲーム体験は,ある意味貴重と言えるだろう。現在,ブレイクモア親子はマニュアルの制作に取り組んでいるとのことで,今後はより洗練されたゲームに仕上がっていくことに期待したいところだ。
「Grimoire: Heralds of the Winged Exemplar」Steamプロダクトページ
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Grimoire: Heralds of the Winged Exemplar
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