業界動向
Google Play全期間でのゲーム世界消費支出ランキングは「パズドラ」が第1位。App AnnieがGoogle Playの10年を振り返るレポートを公開
Google Playでは,この10年間で1000万本近いアプリがリリースされ,8月時点で提供されているアプリの総数は280万超にのぼるという。アプリのダウンロード数,消費支出共に順調に伸びており,2015年〜2017年で消費支出はほぼ倍増。消費支出の伸び率がダウンロード数の伸び率を上回っているという状況である。日本は全期間累計の消費支出で最大の市場であるそうだ(ダウンロード数では10位以下らしい)。
気になるゲーム関係のトピックを拾うと,まず,2017年時点のダウンロード数に占めるゲームの割合は41%。しかし消費支出に占める割合は88%となっており,やはりゲームはお金を落としやすいコンテンツであることがデータから分かる。
そして全期間でのゲームの世界ダウンロード数ランキングはKiloo(デンマーク)の「Subway Surfers」が第1位,世界消費支出ランキングはガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下,ガンホー)の「パズル&ドラゴンズ」が第1位,そして第2位がミクシィの「モンスターストライク」となっている。全期間でのGoogle Playのパブリッシャー別ゲーム消費支出ではフィンランドのSupercellが第1位だが,ガンホーやミクシィを始めとする,本社所在地を日本に持つパブリッシャーが10位以内に5社ランクインしているという具合だ(同ランキングはレポート内に記載されている)。
App Annieのレポートにはそのほかにも「アプリ内サブスクリプションの導入により非ゲーム系アプリの収益が伸びている」「消費支出が100万ドルを超えるアプリが増加している」など,さまざまな状況の分かるデータが記載されている。レポートをダウンロードするには勤務先の情報などを入力する必要はあるが,ここ10年の状況を頭に入れておきたい人は,チェックしてみるといいだろう。
App Annie「調査ブログ」の「Google Play歴代人気アプリを振り返る」ページ
Google Play
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