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携帯型ゲームPC「Steam Deck」に有機ELディスプレイ搭載モデルが登場。バッテリー駆動時間が約1.5倍に
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印刷2023/11/10 08:26

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携帯型ゲームPC「Steam Deck」に有機ELディスプレイ搭載モデルが登場。バッテリー駆動時間が約1.5倍に

 米国時間2023年11月9日,Valve Corporationは,携帯型ゲームPC「Steam Deck」の有機ELディスプレイ搭載モデル「Steam Deck OLED」を発表した。本製品は,すでに販売中の液晶ディスプレイ搭載モデル(関連記事)から,ディスプレイだけでなく,搭載SoC(System-on-a-chip)の製造プロセスや,内蔵ストレージ容量など細かな部分を変更したマイナーチェンジモデルだ。
 内蔵ストレージ容量が512GBと1TBモデルをラインナップしており,海外市場は11月16日,日本国内では11月17日の発売を予定しており,国内市場における税込価格は順に8万4800円9万9800円となっている。

Steam Deck OLED
画像集 No.001のサムネイル画像 / 携帯型ゲームPC「Steam Deck」に有機ELディスプレイ搭載モデルが登場。バッテリー駆動時間が約1.5倍に

 Steam Deck OLEDでは,従来製品と比べて暗い場面を表示するときに白っぽくならずに,引き締まった「黒」を実現する。加えて,ディスプレイパネルの輝度はピーク時で1000m2と高く,HDR映像も表示できるという。また,有機ELパネルの採用により,公称本体重量を従来製品よりも29g軽い約640gに軽量化したとのことだ。

 ディスプレイサイズは,7.4インチで,従来製品からわずかに大きくなった。解像度は1280×800ドット,最大リフレッシュレートは60Hzから90Hzへと上がっている。

 SoCは,AMDによるカスタムAPUで,CPUが「Zen 2」アーキクチャを採用した4コア8スレッド,GPUが「RDNA 2」アーキテクチャをベースしたものである点は従来製品と変わらない。ただし,製造プロセスルールが7nmから6nmへとわずかに微細化しているのがポイントで,発熱と消費電力の削減が期待できる。内蔵バッテリー容量も40Whから50Whへと増えており,バッテリー駆動時間が1.5倍になっているのも見どころと言えよう。
 搭載する通信モジュールも変更しており,Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)や,Bluetooth 5.3といった最新規格の通信機能も利用できるようになった。なお,5GやLTEといったモバイルネットワークには対応しない。
 このほかにも,アナログスティックの素材や形状の調整,ショルダーボタンの応答性や触感の改善など,ゲームパッド部分も改良したという。

 なお,Valveは,Steam Deck OLEDの発表に合わせて,液晶ディスプレイ版Steam Deckのラインナップを整理している。内蔵ストレージ容量256GBモデルのみが継続販売し,税込価格は従来から2万円引きとなる5万9800円に値下げとなった。

ValveのSteam Deck製品情報ページ

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