「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ！」のスペシャルステージをレポート。「FFXIV」のチョコボ「アルファ」とダンジョン「次元の狭間」の追加が発表に

　スクウェア・エニックスは2018年12月23日，「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ！」（PS4 / Nintendo Switch）のスペシャルステージを，ジャンプフェスタ2019にて開催した。
　本イベントでは，ディレクターを務めた前田明彦氏とキャラクターデザインの板鼻利幸氏，そしてシド役の中村悠一さんとラファエロ役の三瓶由布子さんが登壇し，同タイトルの最新情報が実機デモプレイを交えて紹介されたので，その内容をお届けしよう。

左から，MCを務めた今立 進さん，前田明彦氏，中村悠一さん，三瓶由布子さん，板鼻利幸さん

イベントの冒頭では，「チョコボの不思議なダンジョン」シリーズのこれまでも紹介された

　「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ！」は，2007年に発売された「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」をベースに，新システムを加えて開発されたシリーズ最新作。ダンジョン攻略をメインに据えつつも，「ジョブチェンジシステム」や仲間を連れ歩く「バディシステム」といった，シリーズ各タイトルの面白い部分を継承・拡張している。


　またストーリーもより分かりやすくなっているという。本作の舞台となるのは，“物事を忘れることこそが幸せ”と考えられている「時忘れの街」。この街にやって来たチョコボとトレジャーハンターのシドは，不思議な男の子・ラファエロと出会い，街に住む人達の記憶を呼び覚ましていくこととなる。


　会場では，「チョコボの不思議なダンジョン」シリーズを遊んだことがないという三瓶さんが，本作の実機プレイに挑戦することに。プレイの最中には，シリーズ各タイトルのキャラクターがバディとして登場することや，すべてのモンスターをバディにできること，眠っているモンスターには大きいダメージが入ることなどが紹介された。


　戦術面では，バディを盾にして遠隔攻撃ができることなどが紹介された。ローグライクゲームの場合，狭い通路に入って1vs.1の状況を作り出すほうが有利になるケースが多いのだが，本作ではむしろ広い場所でバディを有効活用することが重要になるという。
　さらに，チョコボが歩くことにより徐々にHPとSPが回復していくので，魔法などのアビリティは温存することなく使っていったほうがいいそうだ。

三瓶さんはダンジョンの6Fで待ち構えていたボスのマンドラ・シェイドを討伐し，見事ダンジョンをクリアした

　さらに「ファイナルファンタジーXIV」に登場するチョコボ「アルファ」が，本作のジョブに追加されることも明かされた。アルファは，ほかのジョブのアビリティを少しずつ使える“いいとこ取り”のジョブに仕上がっているとのこと。またアルファ独自の「不思議なカード」は，さまざまな効果がランダムで発動するアビリティのようだ。

本作は二人プレイにも対応しており，二人めのプレイヤーはバディを操作できる。会場では中村さんが新ジョブのアルファを，三瓶さんがバディをそれぞれ操作して，ダンジョンのボス・スカルハンマーの討伐にチャレンジし，これまた成功

　加えて，「ファイナルファンタジーXIV」のダンジョン「次元の狭間」も追加される。会場では，ボスのオメガがチョコボを圧倒する動画が公開された。


　また本作の購入特典として，バディバージョンのアルファがもらえることもアナウンスされた。バディのアルファは，周囲1マス全体に攻撃を加えるアビリティ「チョコボドロップ」を使えるとのことだ。

各ショップ・ストアの予約特典や公式Twitterキャンペーンも紹介された

　イベントの終盤には板鼻氏が，「“エブリバディ”の名前のとおり，シリーズのオールスターが登場するので，ぜひ楽しんでほしいです」と本作をアピール。そして前田氏が，「2019年3月20日の発売日に向け，現在，開発の大詰めに入っています。ぜひ期待してください」とコメントし，イベントを締めくくった。

「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ！」公式サイト